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マザーズ指数は反発、新規材料難のなか中小型株物色の流れに、値上がり率トップはJストリーム

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 本日のマザーズ指数は、目立った新規材料に欠け、東証1部市場が小動きとなるなか、幕間繋ぎ的な形で個別株物色が入り、反発となった。前日の米国市場では、新型コロナウイルスの感染が日本や韓国に広がるなか投資家のリスク選好姿勢が後退し、主要株価指数は揃って軟調に推移。一方、為替は1ドル=112円台に突入するなど円安進行は続いていた。こうした好悪材料が混ざるなか日経平均は前日終値を挟んだ水準でもみ合うなど、東証1部市場の大型株は手掛けにくいと思われ、幕間繋ぎ的な形でマザーズ市場の中小型株へ関心が向かい、昨年末のIPO銘柄などを中心に個別株物色が盛んとなった。なお、売買代金は概算で793.11億円。騰落数は、値上がり130銘柄、値下がり172銘柄、変わらず11銘柄となった。
 個別では、出資先のサイバーセキュリティクラウド<4493>の東証マザーズ市場への上場が承認されたことが好感され、オークファン<3674>が14%超、AMBITION<3300>は8%超とそれぞれ大幅に上昇した。また、新型コロナウイルス対策としてセミナー運営を支援する専用ツールを無償で提供すると発表したイノベーション<3970>が11%超と大幅に3日続伸し、「新型コロナウイルスについて、厚生労働省が一般人から電話相談を受け付けるコールセンターへの問い合わせが殺到している」と報じられたことで思惑が向かったCRGHD<7041>も10%超の大幅高となった。このほか、一気に直近高値を上抜けたJストリーム<4308>や、リアルワールド<3691>、アクリート<4395>、昨年末IPO銘柄であるフリー<4478>、メドレー<4480>などが値上がり率上位に入った。一方、利益確定売りが優勢となったあんしん保証<7183>が3日ぶりに7%超の大幅反落となったほか、インティメート・マージャー<7072>、スポーツフィールド<7080>、ハウテレビジョン<7064>、ギフティ<4449>、エムビーエス<1401>、シェアリングテクノロジー<3989>などが値下がり率上位となった。
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