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米国株見通し:大幅安に警戒、ウイルス拡大や米大統領予備選を嫌気も

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(16時50分現在)
S&P500先物        3281.62(-57.63)
ナスダック100先物   9253.00(-205.00)


グローベックス米株式先物市場で、S&P500先物、ナスダック100先物は大幅安、NYダウ先物は500ドル程度下げて推移。アジアや欧州の株安が波及し、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。


21日の取引は軟調。NYダウなどは200ドル超下げるなど、主要3指数はマイナス圏で取引を終えた。新型コロナウイルスの影響による業績悪化懸念が広がるなか、この日発表された製造業とサービス業のPMIがともに予想外の鈍化を示し、関連セクターの売りを誘った。また、週末を控えた利益確定売りに加え、これまで相場をけん引してきたハイテク株も売りも膨らみ、指数を押し下げた。


24日は引き続き株売りの地合いが見込まれる。週末にサウジアラビアで開かれた20カ国財務相・中銀総裁会議で、世界経済は成長の鈍化や貿易をめぐる緊張など下振れリスクが声明に盛り込まれた。また、米大統領予備選で金融市場に批判的な民主党の左派候補が健闘していることも、株売りを強める要因となろう。個別銘柄では、決算発表のヒューレット・パッカードやコスモス・エナジー、ハーツなどに動意が見込まれる。


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