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日経VI概況:低下、金融緩和への期待感からセンチメント改善

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日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は3月2日、前週末比-3.51pt(下落率8.19%)の39.30ptと低下した。なお、高値は47.96pt、安値は35.01pt。2月29日に発表された中国の製造業・非製造業PMI(購買担当者景況指数)が市場予想を大幅に下回り景気後退リスクが高まるなか、28日のFRB議長による緊急声明や本日午前にあった日銀黒田総裁の談話から、日米の金融緩和への期待感が高まり、市場心理は改善した。動向が気掛かりだった中国・上海総合指数が大幅に反発したことなどもセンチメントの改善に寄与した。こうした流れから、短期的な突っ込み感もあった225先物は買い戻され、これに伴い、日経VIは低下した。ただ、依然として危険水準とされる30ptを大きく上回る水準にある。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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