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米経済指標悪化でリスク回避的な取引が再び拡大する可能性も

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 2日のニューヨーク市場では、主要株価指数が大幅高となった。米国内で新型コロナウイルスの感染は拡大しつつあるが、主要国の中央銀行による協調的な金融緩和への期待が広がっており、リスク選好的な取引が活発となった。3月17−18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合(または予定外の緊急会合)で、0.50ポイントの利下げが実施されることを市場は完全に織り込んでいる。

 ただ、新型コロナウイルスの感染者数は世界各国で日々増加しており、感染流行の終息時期は予測困難との見方が依然として多いことから、一部の市場関係者は「主要中央銀行による金融緩和策が世界経済の持続的な成長に寄与するかどうか、現時点で判断することはできない」と指摘している。金融市場の不確実性はやや低下したものの、主要な経済指標が悪化した場合、リスク回避的な取引が再び拡大する可能性は残されている。

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