マザーズ先物見通し：米国株の大幅反発を受けて続伸か

本日のマザーズ先物は、前日の米国株の大幅反発を受けて買いの流れが優勢となりそうだ。前日の米国市場では、世界各国の中央銀行や政府が景気刺激策を導入するとの期待や、米大統領選の民主党候補指名予備選で穏健派とされるバイデン氏が予想外に健闘したことなどを好感して、主要3指数は再び大幅反発。NYダウは1100ドル超の大幅上昇を演じた。米ISM非製造業景況指数やADP雇用統計の結果が良好だったことも市場を安心させた。こうした外部環境の好転から、個人投資家センチメントも上向き、昨日反発したマザーズ先物は堅調な展開が見込まれる。昨日大きく上伸した時価総額上位銘柄などが伸びれば、マザーズ先物の一層の上昇にも寄与しよう。ただ、新型コロナウィルスに対する懸念という大勢の見方には変化がないため、買い一巡後はこう着感の強い展開となることが想定される。また、短期筋の利益確定売りなどがあれば、それも上値を抑える要因となろう。結局、マザーズ先物は昨日の日中取引終値比ベースでは上昇とはなっても、上値を切り上げてきたナイトセッション終値比では大きく伸びない可能性もあるとみる。上値のメドは755.0pt、下値のメドは740.0ptとする。