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米国でのウイルス感染拡大で為替は不安定な状態が続く可能性

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 4日のニューヨーク市場では、米国株式の大幅高を意識してリスク選好的な取引が活発となった。米国における新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が消えていないが、経済情勢の大幅な悪化を避けるために、各国政府による景気刺激策(財政支出の拡大)への期待が広がったことが株高の一因となったようだ。米連邦準備制度理事会(FRB)による緊急利下げに対する市場の評価は分かれているようだが、財政支出拡大や一段の金利低下も予想されており、金融市場の不確実性は低下したとみられる。

 市場関係者の間からは、「米国金利の大幅な低下によって米国株式は直近高値に向けて再上昇する可能性がある」との声が聞かれているが、為替については、「株高が継続しても金利低下を意識してリスク選好的なドル買いが大きく広がることは期待できない」との見方が少なくないようだ。米国内でのウイルス感染が終息するまでは、ドル・円相場などは不安定な状態が続く可能性があるとみられる。
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