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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値下がり、利益確定の売りに押される

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【ブラジル】ボベスパ指数 86067.20 -12.17%
9日のブラジル市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比11929.57ポイント安(-12.17%)の86067.20で取引を終えた。97982.1から85879.6 まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅を急速に拡大させ、引けまで安値圏で推移した。ボベスパ指数はこの日、2ケタ下落して2018年12月以来の安値を更新。原油価格の急落や世界同時株安を受け、ブラジル株にもリスク回避の売りが広がった。また、世界景気のリセッション懸念の高まりなども引き続き圧迫材料となった。

個別では、ブラジル石油公社(PETR3)、ビア・バレージョ(VVAR3)が下落した半
面、ブラジル再保険公社(IRBR3)、航空大手ゴル−リニャス・アエリアス・インテ
リジェンテス(GOLL4)が高い。

【ロシア】
休場

【インド】SENSEX指数 35634.95 -5.17%
9日のインドSENSEX指数は大幅続落。前日比1941.67ポイント安(-5.17%)の35634.95、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同538.00ポイント安(-4.90%)の10451.45で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。世界同時株安の流れを受け、インド市場にもリスク回避の売りが広がった。また、新型コロナウイルスの感染が中国以外の国・地域で拡大していることを受け、世界景気のリセッション懸念も高まった。このほか、外国人投資家(FII)の売り継続が圧迫材料。FIIはこの日までに11日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 2943.29 -3.01%
週明け9日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比91.22ポイント安(-3.01%)の2943.29ポイントと大幅続落した。終値で今月3日以来、1週ぶりに心理的節目の3000ポイントを割り込んだ。

原油安が逆風。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟国が開いた6日の会合では、協調減産で合意できず、先週末のWTI原油先物は10%安と3日続落した。その後、サウジアラビアは全輸出先を対象に4月の公式販売価格(OSP)引き下げ、大幅増産も公表。9日の時間外取引では、WTI原油先物が一時30%超下落している。投資家のリスク回避スタンスが強まった。

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