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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4営業日続落、ブレント原油価格の下落が圧迫材料

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【ブラジル】ボベスパ指数 85171.13 -7.64%
11日のブラジル市場は急反落。主要指標のボベスパ指数は前日比7043.34ポイント安(-7.64%)の85171.13で取引を終えた。92202.1から80795.5まで下落した。

小幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスを「パンデミック(世界的大流行)」にあたると表明したことが警戒され、リスク回避の売りが広がった。これに伴うヒトとモノの移動が制限され、世界景気のリセッション懸念が高まった。また、原油価格の下落も資源の一角の売り手掛かりとなった。
【ロシア】MICEX指数 2492.88 -0.24%
11日のロシア株式市場は4営業日続落。主要指標のMOEX指数は前日比6.06ポイント安(-0.24%)の2492.88で取引を終了した。2555.43から2457.36まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。ブレント原油価格の下落が圧迫材料。また、海外市場の下落や世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスが「パンデミック」にあたると表明したことも足かせとなった。一方、最近の下落で値ごろ感が強まり、一段の下値を模索する展開はみられなかった。

【インド】SENSEX指数 35697.40 +0.18%
11日のインドSENSEX指数は強含み。前日比62.45ポイント高(+0.18%)の35697.40、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同6.95ポイント高(+0.07%)の10458.40で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は後半にプラス圏を回復した。SENSEX指数は直近2営業日で7%以上下落しており、値ごろ感から買い戻しが優勢。また、主要国が相次いで景気対策を発表していることも支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 2968.52 -0.94%
11日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比28.24ポイント安(-0.94%)の2968.52ポイントと反落した。

景気先行きの不透明感が意識される流れ。サプライチェーンの混乱が改めて不安視された。中国以外の国・地域では、新型コロナの感染拡大に歯止めがかからず、ヒトとモノの移動が制約されている。中国の経済活動再開の期待が強まるなか指数はプラス圏で推移していたものの、中盤からマイナスに転じた。

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