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大規模な財政支出への思惑でドルと米長期金利の水準は下げ渋る可能性

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 12日のニューヨーク市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融市場への流動性供給を強化するとの方針を受けて米長期債利回りは低下。米国債の国債購入については、買い入れ対象となる銘柄を拡大する方針が示されており、市場関係者の間では、「FRBの方針は実質的な量的緩和策」との見方が出ている。ただし、米国における新型コロナウイルスの感染拡大は続いており、欧州から米国への入国禁止を決定しても、感染者数は当面増加する可能性が高いとみられている。

 市場関係者の間では、「米政府はウイルス感染拡大に対応した大規模な経済対策を打ち出す」との見方は残されており、「長期債利回りの低下余地は小さい」との声が聞かれている。トランプ米大統領は「必要なら、大統領権限を利用する」、「給与税減税は強い措置になる」と伝えていることから、大規模な財政支出への思惑でドルと米長期金利の水準は目先的に下げ渋る可能性がやや高いとみられる。

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