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米国株見通し:売り再開か、トランプ政権の経済対策を見極め

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(16時40分現在)
S&P500先物        2,393.38(-92.12)
ナスダック100先物   7,062.12(-330.13)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は800ドル超安。欧州株安も波及が見込まれ、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。


17日の取引は、前日の歴史的な大幅安からやや持ち直した。S&Pとナスダックは6%前後上昇し、ダウは20000ドルを割り込む場面もあったが、1000ドル超高で取引を終えた。新型コロナウイルスの経済への影響を回避するため、トランプ政権は1兆ドル規模の経済対策を打ち出したほか、連邦準備制度理事会(FRB)はコマーシャルペーパー(CP)市場を通じた企業の借入れ支援を決定。そうした動きが好感され、割安感の生じた銘柄を中心に買戻しが強まり、指数を押し上げた。


ただ、今晩は再び株安に振れやすい地合いとなりそうだ。トランプ政権の経済対策の内容や実現に向けた取り組みが注視されるが、歳出拡大回避の観点から議会との調整が難航する可能性から、前日の期待感はやや後退する見通し。ダウが20000ドルの大台を下抜ければ、株売りは加速する可能性があろう。とはいえ、企業の借入支援などが支えとなり、株価の極端な下げは抑えられるとみる。



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