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概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は続落、リスク回避の売りが継続

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【ブラジル】ボベスパ指数 63569.62 -5.22%
23日のブラジル市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比3499.74ポイント安(-5.22%)の63569.62で取引を終えた。67603.8から62161.4まで下落した。

小動きで寄り付いた後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。欧米における新型コロナウイルスの感染拡大が加速していることを受け、リスク回避の売りが継続。また、欧米市場の下落なども投資家の不安心理を高めた。国内では、ブラジル中央銀行が一段の利下げに消極的な姿勢を示していることが嫌気された。構造改革と新型コロナの対策をバランスを取る必要があることが理由として挙げられた。

【ロシア】MICEX指数 2253.35 -3.36%
23日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比78.26ポイント安(-3.36%)の2253.35で取引を終了した。2321.76から2213.49まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。海外市場の下落が警戒され、ロシア株への売りも広がった。また、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が止まらない状況にあることもリスク回避の売りを強めた。一方、政府が国内の新型コロナの感染について、コントロール下にあると発表したことが指数をサポートした。なお、政府は新型コロナの対策資金として230億ルーブル(約320億円)の予算を確保していると発表した

【インド】SENSEX指数 25981.24 -13.15%
23日のインドSENSEX指数は2ケタ反落。前日比3934.72ポイント安(-13.15%)の25981.24、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1135.20ポイント安(-12.98%)の7610.25で取引を終えた。

大幅安で寄り付いた後は下げ幅をやや拡大させた。SENSEX指数はこの日、2016年12月以来の安値水準を更新した。景気の一段悪化懸念が圧迫材料。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国内の地下鉄など公共交通機関が3月まで運休することや、旅行業界の景況環境が大幅悪化などを受け、一段の景気悪化懸念が高まった。旅行業界の売上高は3-5月に約70億米ドル減少すると予測されている。

【中国本土】上海総合指数 2660.17 -3.11%
週明け23日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比85.45ポイント安(-3.11%)の2660.17ポイントと反落した。約1年1カ月ぶりの安値を付けている。

世界景気の悪化懸念が重し。中国以外の国・地域で新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、国境閉鎖や移動制限が強化されるなかで、世界のサプライチェーンが寸断するとの不安が改めて強まっている。米国ではカリフォルニア州やニューヨーク州で外出禁止令が出された。欧州ではドイツが3人以上の会合を禁止。イタリアでは、市民生活に不可欠なものを除いた全ての企業活動が停止された。
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