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注目銘柄ダイジェスト(前場):AI CROSS、ボルテージ、ストライクなど

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電通グループ<4324>:2112円(-7円)
続落。メリルリンチ日本証券では投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に2段階格下げ、目標株価も4300円から2000円に引き下げている。従来はPBRの下支え効果を期待していたものの、海外事業も業績悪化が懸念され、のれん・無形固定資産の減損で、自己資本が毀損するリスクも高まったと考えているもよう。なお、メリルリンチ日本証券では、TBSHD<9401>や博報堂DY<2433>などの投資判断も格下げしている。


ボルテージ<3639>:341円(+41円)
急伸。提供中の読み物アプリ「100シーンの恋+」内の人気タイトル「上司と秘密の2LDK」のNintendo Switch版を発売すると発表している。配信は5月7日を予定しているようだ。これまでの「今宵、妖しい口づけを」、「恋してしまった星の王子」、「スイートルームで悪戯なキス」に続く第4弾となる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で巣ごもり消費に関心が向かうなど、業績寄与への期待が高まる展開に。


ストライク<6196>:3855円(+500円)
急騰。前日に上半期の決算を発表、営業利益は15.5億円で前年同期比倍増、3月23日に上方修正した水準となっている。通期予想は22.4億円で前期比18.6%増益、従来予想を据え置いている。決算数値に大きなサプライズはないものの、新型コロナウイルスの影響について、現時点では今期業績に大きな影響を与えるほどの事象は発生していないとしており、下期業績の安心感にもつながっているようだ。


大都魚<8044>:926円( - )
ストップ高買い気配。親会社であるマルハニチロ<1333>がTOBを実施すると発表している。TOB価格は1225円で前日終値比58%上昇した水準、完全子会社化を目指すものであり、TOB成立後に同社は上場廃止となる。同社ではTOBに賛同の意を表明しており、TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。なお、TOB実施期間は3月31日より5月21日までとなっている。


しまむら<8227>:6890円(-280円)
大幅続落。前日に20年2月期の決算を発表、営業利益は230億円で前期比9.7%減益、3月17日に下方修正した水準での着地となった。12-2月期は前年同期比17%減益、9-11月期の同27%減に対し、経費削減などが進み減益率は縮小した。一方、21年2月期の業績予想は非開示としており、これまでの強気な傾向からガイダンス期待なども幾分あったとみられ、不透明感が残る形となっている。3月月次売上は低調スタートになっている。


Chatwork<4448>:1148円(+95円)
大幅に7日続伸。いちよし証券が新規レーティングで「A」を付与し、フェアバリューを2000円に設定している。いちよしは「新型コロナウイルスを契機に、日本国内でテレワークが注目を集めている」とした上で、Chatworkが提供するビジネスチャットサービス「Chatwork」が急速に普及する可能性があるとの見方を示している。新型コロナの感染拡大を防ぐため、在宅勤務を導入する企業が増加していることが背景にある。


AI CROSS<4476>:1362円(+228円)
大幅に3日続伸。3キャリア対応の「+メッセージ活用ニュースリリース配信サービス」を30日から提供開始すると発表している。NTTドコモ<9437>、KDDI<9433>、ソフトバンク<9434>が提供する次世代SMS「+メッセージ」で企業が公式アカウントを開設すると、一覧に掲載される。興味を持ったユーザーが自発的に登録すれば、ニュース配信対象者や配信先電話番号リストが自動的に増加していくという。


ジェーソン<3080>:395円(+7円)
大幅に続伸。20年2月期の営業利益を従来予想の5.70億円から7.46億円(前期実績6.64億円)に上方修正している。下半期に顧客ニーズに応じて積極的に商品供給した結果、当初計画を上回る見込み。同社はディスカウントストアをチェーン展開しており、生活雑貨などを取り扱う。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてマスクやトイレットペーパーなどの需要が拡大しており、利益拡大に貢献したとの見方から買いが入っているようだ。
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