fbpx

日経VI概況:低下、経済停滞懸念と日銀ETF買いの思惑が拮抗

マネーボイス 必読の記事



日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は2日、前日比-2.50pt(下落率4.97%)の47.78ptと低下した。なお、高値は50.19pt、安値は47.16pt。米国政府が新型ウイルスによる死亡者数が10万~24万人に達するとの見通しを示したことや悪化した経済指標を受けて、前日の米国市場では主要3指数が大きく下落。日本国内でも昨日には1日当たり過去最高の感染者数が観測されており、センチメントは悪化していた。ただ、一方で、日銀による上場投資信託(ETF)買いの思惑もあり、好悪材料がほぼ拮抗するかたちで日中取引の225先物はこう着感の強い展開となった。こうした背景から、市場心理も一方向には傾きにくく、日経VIは狭いレンジでの小動きとなった末に小幅に低下した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
いま読まれてます

記事提供:
元記事を読む

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー