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米3月雇用者数70.1万人減、09年来で最大の減少幅、一時ドル軟化

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米労働省が発表した3月非農業部門雇用者数は前月比‐70.1万人となった。2010年9月以来の減少で、減少幅は、予想以上で、景気後退時の2009年3月来で最大となった。失業率は4.4%と、2月3.5%から予想以上に上昇し2017年8月来で最高。

一方、3月平均時給は前月比+0.4%と、低下予想に反して2月の+0.3%から上昇し、昨年11月来で最高。前年比では+3.1%と、やはり予想外に2月+3.0%から上昇した。
新型ウイルスで外出自粛が続く中、一部の絶対不可欠な職種において、従業員を確保するため賃金を引き上げていることが影響したと見られる。

今後の失業率の状況を見極めるため注目される週平均労働時間は34.2と、2月34.4から鈍化したものの予想の34.1を上回った。労働参加率は62.7%と2月63.4%から低下し、予想の63.3%も下回り2018年8月来で最低。不完全雇用率(U6)は8.7%と、2月7.0%から上昇。2017年3月来で最高となった。

結果を受けて米10年債利回りは0.57%まで低下後、0.6%まで上昇。ドル・円は108円58銭から108円26銭まで弱含んだ。ユーロ・ドルは1.0780ドルから1.0806ドルまで上昇した。

【経済指標】
・米・3月非農業部門雇用者数:前月比‐70.1万人(予想:-10.0万人、2月:+27.5万人←+27.3万人)・米・3月平均時給:前月比+0.4%、前年比+3.1%(予想:+0.2%、+3.0%、2月:+0.3^、+3.0%)
・米・3月失業率:4.4%(予想:3.8%、2月:3.5%)



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