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米国株見通し:上げ渋りか、ウイルス感染拡大に根強い警戒感

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(16時50分現在)
S&P500先物        2,683.00(+38.50)
ナスダック100先物   8,120.62(+90.87)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は2%超高、NYダウ先物は600ドル超高。NY原油先物(WTI)も上昇し、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


6日の取引は大幅反発。主要3指数は7%超も強含み、ダウは前日比1627ドル高の22000ドル台半ばに浮上した。新型コロナウイルスの感染拡大のペース鈍化を受け、目先のピークアウトを見込んだ幅広い買いが主導。ウイルス問題で悪影響が見込まれる航空関連の買戻しが目立った。また、サウジアラビアとロシアの減産に向けた協議への期待感からエネルギー株が買われ、指数を押し上げた。


もっとも、感染による死者はこの10日間あまりで10倍に膨れ上がるなど急激に増加。今後イタリアやスペインを追い抜く可能性もあり、予断を許す状況にはない。今晩発表のJOLT求人件数が大幅に悪化すれば、景気後退(リセッション)懸念でリスク資産の買いは抑制されそうだ。エネルギー株は引き続き買いが入る可能性はあるが、前日の大幅高の反動もあり、今晩の株価の上昇は限定的とみる。



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