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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反落、成長予想の下方修正が嫌気

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【ブラジル】ボベスパ指数 78624.62 +2.97
8日のブラジル市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2266.52ポイント高(+2.97)の78624.62で取引を終えた。76115.2から79058.1まで上昇した。

前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米株高が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。ロシアが原油協調減産で合意したとの報道が好感されたもようだ。国内では、経済指標の改善などが引き続き支援材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2670.12 +1.34%
8日のロシア株式市場は5日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比35.38ポイント高(+1.34%)の2670.12で取引を終了した。2603.99から2670.12まで上昇した。

前日の終値近辺で推移した後は終盤に上げ幅を拡大させた。ロシアのエネルギー相が9日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」会合に参加する予定で、同国が協調減産に同意するとの見方が好感された。なお、海外メディアは、ロシアは協調減産で合意したと報じた。また、取引時間内に米国株が上昇したこともサポート材料となった。

【インド】SENSEX指数 29893.96 -0.58%
8日のインドSENSEX指数は小反落。前日比173.25ポイント安(-0.58%)の29893.96、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同43.45ポイント安(-0.49%)の8748.75で取引を終えた。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。インド全土で実施されているロックダウン(都市封鎖)について、一部地方政府の要求で延長する可能性があるとの報道が景気の一段悪化懸念を強めた。また、25%の小売企業が政府からの補助が無ければ廃業に追い込まれるとの観測も関連セクターの圧迫材料。このほか、成長予想の下方修正が嫌気された。格付け会社クリシルは最新リポートで、2020年度のインドの成長予想を3.5%に下方修正した。下方修正は直近1カ月で2回目となる。

【中国本土】上海総合指数 2815.37 -0.19%
8日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.39ポイント安(-0.19%)の2815.37ポイントと反落した。

戻り待ちの売り圧力が意識される流れ。昨日の上海総合指数は大幅上昇し、心理的節目の2800ポイントを3月13日以来、約3週ぶりに回復していた。また、中国では来週にかけ、今年3月の重要経済統計が相次いで発表される。新型コロナウイルス感染拡大がピークとなっていた期間だけに、影響を見極めたいとするスタンスも買い手控え要因となった。
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