東京金概況：反落、利益確定売りの動き

TOCOM金　21年2月限・日中取引終値：5928円（前日日中取引終値比↓32円）

・推移レンジ：5913円-5989円

15日の東京商品取引所（TOCOM）金先物（期先：21年2月限）は反落となった。前日の米国株式市場では、新型コロナウイルスの感染拡大がピークをつけた兆候やトランプ大統領が経済再開に向けて新たな委員会を発足させ協議が開始されたことも好感されて、主要3指数は揃って上昇。朝方こそ日本株に売りが先行した流れから、金先物に逃避資金が向かった。一方で、朝方の日本株売り一巡後に日経平均が下げ渋りをみせるなか、金先物は節目の6000円処を目前に控えていることもあり、利益確定売りの動きが次第に優勢になった。