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米国株見通し:自律反発か、経済再開のトランプ指針を見極め

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(16時40分現在)

S&P500先物        2,792.38(+17.38)
ナスダック100先物   8,658.75(+64.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は100ドル超高。NY原油先物(WTI)も下げ渋り、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


15日の取引で主要3指数は反落。ダウは23000ドル台を維持したものの、445ドル安で取引を終えた。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、事態の悪化を警戒した売りが先行。また、この日発表された小売売上高やNY連銀製造業景気数など重要経済指標が極端な悪化を示し、景気後退(リセッション)懸念が再燃した。加えて、主要企業の低調な業績から先行きへの不安が増し、リスク資産を整理する動きが加速した。


今晩の取引は、トランプ政権が近く発表する経済再開に向けた指針が焦点。ロックダウンの一部解除などに思惑が広がれば、懸念を背景とした売りはいったん後退しよう。ただ、引き続き低調な経済指標や企業業績で、上昇は限定的だろう。16日の新規失業保険申請件数は前回を下回ると予想されるが、想定通りなら4週間で2000万人超が職を失うことになり、重大な懸念材料だ。なお、決算発表のモルガン・スタンレーやブラックロック、デルタ航空が注目され、関連セクターも含め動意が見込まれる。



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