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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、原油価格の急落が嫌気

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【ロシア】MICEX指数 2488.02 -1.50%
21日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比37.95ポイント安(-1.50%)の2488.02で取引を終了した。2500.18から2431.98まで下落した。

後半は下値を探る展開もみられたが、その後は下げ幅をやや縮小させた。原油価格の急落が嫌気され、資源の一角に売りが広がった。また、海外市場の下落も投資家の不安心理を強めた。ほかに、世界景気の先行き不安などが引き続き圧迫材料となった。

【インド】SENSEX指数 30636.71 -3.20%
21日のインドSENSEX指数は大幅安。前日比1011.29ポイント安(-3.20%)の30636.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同280.40ポイント安(-3.03%)の8981.45で取引を終えた。

大幅安で寄り付いた後は引けまで狭いレンジでもみ合った。企業景況感指数の悪化を受け、景気の悪化懸念が一段と強まった。4-6月期の企業景況感指数は49.40ポイントとなり、前年同期比で37%減少し、過去の最安水準を記録した。また、財政赤字の大幅拡大観測も景気刺激策への期待を後退させた。2020年度のインド財政赤字は大幅に拡大し、国内総生産(GDP)の8%まで拡大すると予測されている。予想通りなら約30年ぶりの高水準となる。

【中国本土】上海総合指数 2827.01 -0.90%
21日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.54ポイント安(-0.90%)の2827.01ポイントと4日ぶりに反落した。

原油相場の暴落を受け、世界経済の先行きが改めて不安視される。翌日に納会(受け渡し)を迎えるWTI原油先物5月限は昨夜、前営業日の18.27米ドルから一時マイナス40.32米ドルに落ち込んだ(終値はマイナス37.63米ドル)。新型コロナウイルス感染拡大による外出規制強化などで、世界的に石油製品の需要が急減。貯蔵倉庫の限界が近づくなか、買い手不在の状態に陥った。中国本土では経済活動の正常化が進んでいるものの、世界的には回復までの道のりが遠いとみられている。
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