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22日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高で反発、貴州マオタイ最高値更新

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22日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.97ポイント(0.60%)高の2843.98ポイントと反発した(上海A株指数は0.60%高の2843.98ポイント)。

新型コロナウイルス感染拡大の警戒感が薄らぐ流れ。国家衛生健康委員会が21日に開いた会見では、コロナ感染者の回復率は足元で94%以上に達した。また、当局が発表した最新データによれば、22日午前ゼロ時時点で、新たな死亡者は前日に続き確認されていない。各地で経済活動の再開が進むなか、景気回復の期待も高まる状況だ。新型コロナ感染拡大の発端となった湖北省武漢市では、地下鉄・バスの公共交通機関が22日から全面再開されている。また、中国外交部の耿爽報道官は21日、ビジネスを目的とする入国に関し、新型コロナウイルス対策としての規制を緩和する方向で一部国家と協議を進めていると報告した。

業種別では、消費関連の上げが目立つ。老舗化粧品メーカーの上海家化聯合(600315/SH)がストップ高、白酒(中国の蒸留酒)メーカー大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が3.7%高、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が3.2%高で引けた。貴州茅台酒に関しては、通期決算の2割増益が好感されている。上場来高値を更新した(終値は1244.50人民元)。時価総額は1兆5633億3800万人民元(約23兆7600億円)にまで膨らんでいる。

交通・運輸、旅行などレジャー関連もしっかり。中国国際航空(601111/SH)が2.7%高、中国春秋航空(601021/SH)が2.2%高、広州白雲国際機場(広州白雲国際空港:600004/SH)と上海国際機場(600009/SH)がそろって0.9%高、中国国旅(601888/SH)が4.5%高、上海錦江国際酒店発展(600754/SH)が1.6%高と上昇した。このほか医薬品株、発電株、メディア関連株なども買われている。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.25ポイント(0.58%)安の213.55ポイント、深センB株指数が4.22ポイント(0.51%)高の825.16ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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