fbpx

22日の米国市場ダイジェスト:NYダウ456ドル高、中小企業追加支援策の成立期待広がる

マネーボイス 必読の記事



■NY株式:NYダウ456ドル高、中小企業追加支援策の成立期待広がる

米国株式相場は反発。ダウ平均は456.94ドル高の23475.82ドル、ナスダックは232.15ポイント高の8495.38ポイントで取引を終了した。上院を通過した米国政府の中小企業追加救済策は、明日にも下院で採決され成立する見通しとなったほか、原油価格の反発や一部企業決算が予想を上回ったことが投資家の安心感につながり、終日堅調に推移。引けにかけては上げ幅をさらに拡大した。セクター別では半導体・同製造装置や消費者サービスが大きく上昇した一方で、運輸や保険の上げは小幅にとどまった。

写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)は、1-3月期決算で利用者増や予想外の広告収入増が明らかになったほか、アナリストによる投資判断引き上げが好感され大幅高。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、外出自粛によりテイクアウトやデリバリーによる売り上げが急増し上昇。消費財メーカーのキンバリークラーク(KMB)は、1-3月期決算で一株当たり利益が予想を上回り上昇。一方、デルタ航空(DAL)は、1-3月期決算で約5年ぶりの損失を計上し下落。ファッション・ブランドを展開するエル・ブランズ(LB)は、投資会社が傘下の下着ブランド、ビクトリアズ・シークレットの買収計画撤回を検討しているとの報道で急落した。

ムニューシン米財務長官は、米国経済のほとんどが夏の終わりまでには活動を再開すると想定しているとの見解を示した。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:原油価格反発を好感してドル強含み


22日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円61銭から107円94銭まで上昇して107円72銭で引けた。米国政府の中小企業追加救済策成立が確実となったほか原油価格の反発を好感し、ドル買い・円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0885ドルから1.0803ドルまで下落し1.0821ドルで引けた。ユーロ圏4月消費者信頼感指数が予想以上に悪化し2009年来で最低の水準に落ち込んだため、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は117円22銭まで上昇後、116円44銭まで下落した。ポンド・ドルは1.2380ドルから1.2301ドルまで下落。ドル・スイスは0.9676フランから0.9732フランまで上昇した。


■NY原油:反発で13.78ドル、大規模な追加減産への期待残る

NY原油先物6月限は反発(NYMEX原油6月限終値:13.78 ↑2.21)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+2.21ドルの1バレル=13.78ドルで取引を終えた。取引レンジは10.26ドル−16.18ドル。22日のアジア市場(時間外取引)で10.26ドルまで売られたが、ニューヨーク市場では大規模な追加減産への期待が再浮上したことから、一時16ドル台を回復した。ただ、戻り売りの興味は強く、その後は、主に14ドルを挟んだ水準で取引された。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  21.80ドル   +0.16ドル(+0.74%)
モルガン・スタンレー(MS) 37.81ドル   +0.86ドル(+2.33%)
ゴールドマン・サックス(GS)175.98ドル  +2.17ドル(+1.25%)
インテル(INTC)        60.10ドル   +3.74ドル(+6.64%)
アップル(AAPL)        276.10ドル  +7.73ドル(+2.88%)
アルファベット(GOOG)    1263.21ドル +46.87ドル(+3.85%)
フェイスブック(FB)     182.28ドル  +11.48ドル(+6.72%)
キャタピラー(CAT)      110.64ドル  +0.79ドル(+0.72%)
アルコア(AA)         7.55ドル   +0.23ドル(+3.14%)
ウォルマート(WMT)      131.59ドル  +2.38ドル(+1.84%)



いま読まれてます

記事提供:
元記事を読む

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー