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新興市場銘柄ダイジェスト:エーアイは大幅に続伸、FRONTEOがストップ高

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<6722> A&T 1697 +300
ストップ高。20年12月期第1四半期の営業利益を前年同期比303.4%増の5.25億円と発表している。臨床検査機器システムの売上高が75.2%増と伸長し、利益拡大を牽引した。新規・更新需要に加え、中国OEM先への販売増加や国内・韓国での新規案件の獲得が寄与した。通期予想は前期比6.4%増の10.20億円で据え置いた。進捗率は51.5%に達しており、第1四半期の好調なスタートが評価された。


<2158> FRONTEO 363 +80
ストップ高。病気に関わる重要な遺伝子や分子を可視化するAIシステム「Cascade Eye」を利用し、新型コロナウイルス感染症に関するパスウェイマップ(遺伝子等の関係性を繋いだもの)の構築に成功したと発表している。マップ上に示された分子や遺伝子に関する論文を解析し、既存薬の候補を探索することが可能という。治療薬の選定のため、マップを製薬企業や公的機関などに公開するとしている。


<4586> メドレック 361 -35
朝高後マイナス転換。欧州特許庁から経皮吸収コロイド型液剤の特許査定の通知があったと発表。メドレックス独自の基本特許の一つで、アルツハイマー治療貼付剤MRX-7MLLをカバーするものという。今回の特許の有効期限は34年まで。日本では登録済みで、米国と中国には出願中。22日に発表したマイクロニードルの製造方法に関する日本の特許査定も引き続き買い材料視されたが、株価はその後マイナスに転じている。


<7094> NexTone 4435 -505
朝高後マイナス転換。エイベックス<7860>傘下のエイベックス・テクノロジーズ及び著作権侵害対策を手掛けるVobile Japanと利用楽曲特定や音楽著作権管理のシステム構築を目的に基本合意書を締結したと発表している。3社でデジタルコンテンツに関する権利の記録や分配を行うブロックチェーン技術のほか、動画・静止画・音声を識別するためのAI技術を活用した実証実験を行う。


<4388> エーアイ 1590 +33
大幅に続伸。高品質音声合成AITalkが共同通信社が開発する「放送原稿読み上げシステム」(よみあげクン)に採用と発表。ニュースや災害速報をAITalk WebAPIで音声合成し、ナレーション音声として放送する。同システムは4月から契約放送局12社が利用開始しており、静岡エフエム放送など4局でオンエアが始まっているという。今回の採用でAITalkの市場開拓が進むとの期待から買いが入ったようだ。
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