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24日の中国本土市場概況:上海総合1.1%安で続落、保険セクター下げ主導

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24日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比29.97ポイント(1.06%)安の2808.53ポイントと続落した(上海A株指数は1.06%安の2943.51ポイント)。


前日の軟調地合いを継ぐ流れ。「景気回復には時間がかかる」との見方が改めて広がっている。銀行の不良債権比率が3月末時点で2.04%に上昇し(昨年12月末は1.98%)、第2四半期はさらに上昇すると予測された。企業業績の不振も懸念。新型コロナウイルスの流行を受け、中国企業の業績は大幅に悪化している——などと伝えられた。メディア集計によると、今月22日までに2020年第1四半期(1~3月)の業績見通しを発表した上場企業約1650社のうち、最終赤字を予告した企業が715社と全体の4割超を占めている。減益を予想した企業も合わせると同比率は7割に達し、重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した03年以降で最も高い比率を記録した。


保険株が下げを主導している。中国太平洋保険(601601/SH)が2.7%安、中国平安保険(601318/SH)が2.3%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.1%安で引けた。中国平安保険の1~3月期決算は43%減益、中国人寿保険は34%減益。セクターの売り材料となった。足もとで物色が目立っていたテレワーク関連株の一角も急落。ハイテク株や医薬品株、海運株、インフラ関連株、資源・素材株、不動産株、銀行・証券株なども売られた。


外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数が2.33ポイント(1.09%)安の212.07ポイント、深センB株指数が0.54ポイント(0.06%)安の830.10ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)


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