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24日の米国市場ダイジェスト:米国株は続伸、一部経済活動の再開に期待広がる

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■NY株式:米国株は続伸、一部経済活動の再開に期待広がる(24日)

米国株式相場は続伸。ダウ平均は260.01ドル高の23775.27ドル、ナスダックは139.77ポイント高の8634.52ポイントで取引を終了した。米国4月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に上方修正されるなど経済指標が警戒されたほど落ち込まなかったほか、一部の州での経済再開を期待し買い先行となった。マラリア治療薬のクロロキンに関して米国の食品医薬品局(FDA)がその利用を警告したことなどで失望感が広がり一時下落に転じたものの、トランプ大統領の署名で追加中小企業救済策が成立、原油価格も続伸で引けると、引けにかけて上げ幅を拡大した。セクター別ではテクノロジーハード機器が大きく上昇した一方で、エネルギーや家庭パーソナル用品の上昇は小幅にとどまった。

フェイスブック(FB)は最大50人が参加できるビデオチャットのアプリを発表し、上昇。競合するズームビデオ(ZM)は高値から急反落した。本日ナスダックに上場したオンラインのスポーツカジノを運営するドラフトキング(DKNG)は大幅上昇。通信大手のAT&T(T)はCEOの辞任を発表し小幅高。航空大手のボーイング(BA)は737マックス機の米連邦航空局(FAA)による認定が早くても夏後半になるとの報道が嫌気され急落した。

米国南部のフロリダ州、ミシシッピ州、アラバマ州、ジョージア州、サウスカロライナ州、テネシー州の6州は協調して24日から経済活動を一部再開した。

(Horiko Capital Management LLC)


■NY為替:イタリアの投資適格級維持でユーロ反発

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円67銭まで強含んだのち、107円37銭まで下落して107円49銭で引けた。米国の4月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は予想外に上方修正されるなど経済指標が予想ほど悪化せず、ドル買い優勢で始まったが、米債利回りの低下や対欧州通貨でのドル売りに押された。
ユーロ・ドルは1.0785ドルから1.0829ドルまで上昇して1.0826ドルで引けた。米S&Pがイタリアの格付見直しでジャンク級への引き下げを見送ったほか、欧州は新型ウイルスに対処する刺激策で最終的な合意に至るとの期待でユーロ買いが加速した。ユーロ・円は115円89銭から116円44銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.2320ドルから1.2373ドルのレンジで上下に振れた。ドル・スイスは0.9763フランまで買われた後に0.9727フランまで下落した。


■NY原油:続伸、将来的な需給改善の思惑残る

24日のNY原油先物6月限は続伸(NYMEX原油6月限終値:16.94 ↑0.44)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+0.44ドルの1バレル=16.94ドルで取引を終えた。取引レンジは15.64ドル−17.97ドル。24日のアジア市場(時間外取引)で15.64ドルまで売られたが、その後反転。ニューヨーク市場で17.97ドルをつけた。原油の供給過剰状態はしばらく続くとみられているが、将来的な需給改善の思惑は後退していないようだ。米国株式の上昇を意識した買いも入ったようだ。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  22.18ドル   +0.31ドル(+1.42%)
モルガン・スタンレー(MS) 37.97ドル   +0.50ドル(+1.33%)
ゴールドマン・サックス(GS)177.00ドル  +1.95ドル(+1.11%)
インテル(INTC)        59.26ドル   +0.22ドル(+0.37%)
アップル(AAPL)        282.97ドル  +7.94ドル(+2.89%)
アルファベット(GOOG)    1279.31ドル +3.00ドル(+0.24%)
フェイスブック(FB)     190.07ドル  +4.94ドル(+2.67%)
キャタピラー(CAT)      114.04ドル  +1.13ドル(+1.00%)
アルコア(AA)         7.15ドル   -0.14ドル(-1.92%)
ウォルマート(WMT)      129.44ドル  +0.91ドル(+0.71%)



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