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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、経済指標の急悪化を警戒

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【ブラジル】ボベスパ指数 79063.68 -0.51%
6日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比407.10ポイント安(-0.51%)の79063.68で取引を終了した。79996.00から78055.8まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けにかけて下げ幅をじりじりと縮小させた。経済指標の急悪化が警戒された。4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)や3月の鉱工業生産などはそろって大幅に悪化した。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。

【ロシア】MICEX指数 2632.10 -0.81%
6日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比21.41ポイント安(-0.81%)の2632.10で取引を終了した。2674.94から2626.68まで上昇した。

プラス圏で推移した後は後半は売りに押された。ブレント原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、景気の急悪化懸念の高まりも警戒された。2020年の国内総生産(GDP)の成長率はマイナス5%に陥ると予測されている。また、20年の財政赤字はGDPの4%まで拡大するとも予想されている。

【インド】SENSEX指数 31685.75 +0.74%
6日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比232.24ポイント高(+0.74%)の31685.75、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同65.30ポイント高(+0.71%)の9270.90で取引を終えた。

売りが先行した後は買い戻され、引けまでプラス圏で一進一退の展開を示した。経済指標の急悪化に伴う景気対策への期待が高まっていることが支援材料。4月の日経サービス業購買担当者景気指数(PMI)は5.4となり、前月の49.3を大幅に下回った。

【中国本土】上海総合指数 2878.14 +0.63%
メーデー連休明け6日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比18.06ポイント高(+0.63%)の2878.14ポイントと3日続伸した。

経済活動正常化の期待が強まる流れ。新型コロナウイルス感染拡大がピークアウトするなか、工場や商業施設などの再開が進んでいる。1月末から一時休業している上海ディズニーリゾートは6日、今月11日に営業を全面的に再開すると発表した。エコノミストの一部からは、「中国経済は2月に底打ちした」との指摘もある。経済対策の期待も持続。中国の全国人民代表委員会(全人代、国会に相当)常務委員会は4月29日、第13期全人代第3回会議を5月22日から開くことを決定した。新型コロナの感染拡大を受けて今年は「異例の延期」となっていただけに、政策に対する不透明感も払しょくされた格好となっている。


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