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ユニリタ—20年3月期は増収・2ケタ増益、クラウド事業は大幅に損益を改善

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ユニリタ<3800>は11日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.6%増の101.38億円、営業利益が同16.7%増の10.73億円、経常利益が同12.1%増の11.53億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同43.1%増の8.93億円となった。

クラウド事業の売上高は前期比25.8%増の9.00億円、営業損失は0.33億円(前期は1.53億円の損失)となった。主力サービス「LMIS」は、企業のDX化と顧客満足度の向上を支援する統合型サービスマネジメントプラットフォームとして提供したことが奏功し、継続利用者増につながった。また、デジタルワークプレイスを実現する「infoScoop×Digital Workforce」は、リモートワーク推進機能が評価され大手ユーザに採用された。

プロダクト事業の売上高は前期比6.0%増の30.50億円、営業利益は同4.0%増の3.05億円となった。製品別では、オンプレミスとクラウド上のシステムの組み合わせによるハイブリッド環境での運用自動化のニーズを取り込み自動化製品が増加した。ETL製品では、プリセールス機能の強化、デジタルセールス活用による販売の効率化、パートナー販売の強化などが奏功した。帳票製品では、顧客の帳票系基幹システムの更改に伴う大型案件が奏功した。

メインフレーム事業の売上高は前期比7.7%増の22.22億円、営業利益は同5.9%増の11.42億円となった。キャッシュレス政策の追い風を受け、電子マネーなどの少額決済は増加した。これに伴うデータ処理量の増加は、機器のグレードアップニーズや継続製品サポートへの顧客ニーズにつながり、需要面では安定傾向となっている。

損益面については、クラウド事業の大幅な損益改善、プロダクト事業ならびにメインフレーム事業の増収効果が貢献。また、相互持合いの一部保有株式の見直し解消を進め、売却益1.87億円を特別利益に計上。加えて、特別配当2円を期末配当に加えることを発表。

2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.6%増の102.00億円、営業利益が同16.1%減の9.00億円、経常利益が同15.0%減の9.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.5%減の7.55億円を見込んでいる。


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