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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、景気の先行き不安が高まっている

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【ブラジル】ボベスパ指数 77871.95 -1.51%
12日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1192.65ポイント安(-1.51%)の77871.95で取引を終了した。80344.00から77872.00まで下落した。

プラス圏で推移した後は終盤にマイナス圏に転落した。景気の先行き不安が高まっていることが引き続き圧迫材料。また、新型コロナウイルスの感染第2波への懸念が高まっていることも指数の足かせに。一方、原油価格の上昇などが資源銘柄の支援材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2642.04 +0.02%
12日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比0.49ポイント高(+0.02%)の2642.04で取引を終了した。2620.35から2651.97まで上昇した。

不安定な展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が6月以降も協調減産を継続する意向を示したとの報道が好感されたもようだ。一方、指数の上値は重い。新型コロナウイルスの第2波感染への懸念が高まっていることや、国内の感染拡大などが足かせになった。

【インド】SENSEX指数 31371.12 -0.60%
12日のインドSENSEX指数は続落。前日比190.10ポイント安(-0.60%)の31371.12、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同42.65ポイント安(-0.46%)の9196.55で取引を終えた。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと縮小させた。前日の欧州市場の下落に加え、この日のアジア市場がおおむね軟調な値動きを示したことを受け、インド株にも売りが先行。国内では、現在実施されているロックダウン(都市封鎖)期間が延長されるとの観測も嫌気された。国内メディアによると、5月17日までのロックダウン期間が追加で延長される可能性があるという。ただ、条件付きで一部の経済活動が緩和されるとみられている。

【中国本土】上海総合指数 2891.56 -0.11%
12日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.25ポイント安(-0.11%)の2891.56ポイントと続落した。

新型コロナウイルスの感染拡大第2波が警戒される流れ。中国では10日まで2日続けて10人以上の新規感染が確認された。国家衛生健康委員会の報道官は11日の記者会見で、「入国者以外の新規感染が報告され、集団感染が増えている」と指摘している。また、朝方公表された4月の物価統計では、卸売物価指数(PPI)が予想以上のマイナスを記録。企業活動の落ち込みを連想させた。
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