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13日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で3日ぶり反発、青島ビール上場来高値

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13日の中国本土市場トは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.49ポイント(0.22%)高の2898.05ポイントと3日ぶりに反発した(上海A株指数は0.23%高の3037.92ポイント)。

政策期待が支え。中国国務院(内閣に相当)は12日、新型コロナウイルス感染拡大の影響に対処するため、中小企業に対する金融支援のほか、民間投資や消費支出を拡大させる方針を示した。これより先、中国人民銀行(中央銀行)が10日に公表した1~3月の金融政策執行報告では、「過剰流動性回避」の文言が削除されている。金融緩和を示唆した格好だ。米中対立を巡る警戒感などで売りが先行したものの、下値は堅く、指数は後場に入りプラス転換している。

業種別では、消費関連の上げが目立つ。重慶百貨大楼(600729/SH)がストップ高、光明乳業(600597/SH)が8.2%高、青島ビール(600600/SH)が6.3%高で引けた。青島ビールは上場来高値を更新している。医薬品株も高い。抗生物質や原薬などの華北製薬(600812/SH)が5.5%、CRO(医薬品開発業務受託機関)で中国トップの薬明康徳(603259/SH)が3.9%ずつ上昇した。発電やガスの公益株、不動産株、ハイテク株の一角なども買われている。

半面、自動車株はさえない。東風汽車(DFAC:600006/SH)が2.4%、上海汽車集団(600104/SH)が1.4%ずつ下落した。5月上旬の新車販売が14%減少し、再びマイナス成長に陥ったことが嫌気されている。そのほか、テレワーク関連株、金融株とエネルギー株の一角も売られた。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が4.36ポイント(2.15%)安の197.89ポイント、深センB株指数が2.35ポイント(0.29%)高の820.70ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)





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