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今日の為替市場ポイント:リスク選好的な円売りは引き続き抑制される可能性

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13日のドル・円は、東京市場では107円28銭から107円09銭まで下落。欧米市場でドルは106円74銭まで下げた後に107円15銭まで反発し、107円03銭で取引終了。

本日14日のドル・円は、主に107円近辺で推移か。米国株安を意識して、リスク選好的なドル買い・円売りは引き続き抑制される可能性がある。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は13日、「ウイルスによる長期にわたる経済への打撃を懸念している」、「見通しは非常に不透明、下方リスクは著しい」などの見解を表明した。米株式市場は発言内容を嫌気したが、米債券市場参加者の間では「パウエル議長の発言は従来の内容と大差ない」、「マイナス金利の導入を否定したことも想定内」との声が聞かれた。

来週19日に行なわれるパウエルFRB議長とムニューシン米財務長官の議会証言(上院銀行委員会の公聴会)に対する関心は依然として高いものの、一部の市場関係者は「パウエル議長の証言内容は13日に話した内容とおおむね一致する」と予想している。ただ、経済見通しが著しく不透明である状況に変わりないことから、議会証言後にリスク選好的な取引が増える可能性は低いとの声が聞かれている。

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