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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶりに反落、経済指標の急悪化懸念も警戒された

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【ブラジル】ボベスパ指数 77772.20 -0.13%
13日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比99.75ポイント安(-0.13%)の77772.20で取引を終了した。78911.3から77152.00まで下落した。

プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。欧米市場の下落が警戒され、ブラジル株への売りも広がった。また、新型コロナウイルスの感染第2波への懸念なども引き続き圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。欧米などによる経済活動の再開が相次いで計画されていることなどが引き続き好感された。

【ロシア】MICEX指数 2604.98 -1.40%
13日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比37.06ポイント安(-1.40%)の2604.98で取引を終了した。2630.79から2601.25まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。新型コロナウイルスの第2波の到来に対する懸念が高まっていることが圧迫材料。また、経済指標の急悪化懸念も警戒された。2020年の国内総生産(GDP)成長率はマイナス4.5%まで落ち込むと予測されている。原油価格の急落や新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停滞などが指摘された。

【インド】SENSEX指数 32008.61 +2.03%
13日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比637.49ポイント高(+2.03%)の32008.61、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同187.00ポイント高(+2.03%)の9383.55で取引を終えた。

高く寄り付いた後は引けまで高値圏で推移した。大型景気対策の発表が好感された。モディ首相は12日、総額20兆ルピー(約28兆6000億円)の大型景気対策を発表した。これは2019年度のインドの国内総生産(GDP)の10%に相当する。

【中国本土】上海総合指数 2898.05 +0.22%
13日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.49ポイント高(+0.22%)の2898.05ポイントと3日ぶりに反発した。

政策期待が支え。中国国務院(内閣に相当)は12日、新型コロナウイルス感染拡大の影響に対処するため、中小企業に対する金融支援のほか、民間投資や消費支出を拡大させる方針を示した。これより先、中国人民銀行(中央銀行)が10日に公表した1~3月の金融政策執行報告では、「過剰流動性回避」の文言が削除されている。金融緩和を示唆した格好だ。米中対立を巡る警戒感などで売りが先行したものの、下値は堅く、指数は後場に入りプラス転換している。
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