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14日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で反落、資源・素材セクターに売り

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14日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比27.71ポイント(0.96%)安の2870.34ポイントと反落した(上海A株指数は0.96%安の3008.79ポイント)。

新型コロナウイルス感染が再拡大するなかで、投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。感染者が増えた吉林市や武漢市などでは、一部で隔離措置がとられるなど行動規制が再び強化された。経済活動の正常化に時間がかかると危ぐされている。米中対立の警戒感もくすぶる状況。新型コロナ感染拡大の“責任論”を巡っては、トランプ米大統領が対中批判を繰り返している。

業種別では、景気動向に敏感な資源・素材が安い。安徽海螺セメント(600585/SH)が3.3%、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.3%、宝山鋼鉄(600019/SH)が1.8%ずつ下落した。消費関連株、金融株、自動車株、インフラ関連株、発電株、運輸株、医薬品株なども売られている。

半面、半導体関連株の一角は急伸。嘉興斯達半導体(StarPower Semiconductor:603290/SH)が7.0%高、有研新材(600206/SH)が6.6%高、中国江蘇長電科技(600584/SH)が5.2%高で引けた。ICファウンドリ中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が13日引け後、利益5倍の四半期決算を発表したことが業界全体の刺激材料となっている。

一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が0.98ポイント(0.49%)高の198.87ポイント、深センB株指数が11.18ポイント(1.36%)高の831.88ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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