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今日の為替市場ポイント:米中対立への懸念でリスク選好的なドル買い抑制も

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14日のドル・円は、東京市場では107円10銭から106円78銭まで下落。欧米市場でドルは106円81銭から107円37銭まで反発し、107円23銭で取引終了。

本日15日のドル・円は、主に107円台前半で推移か。米中対立への懸念が高まっており、リスク選好的なドル買い・円売りは抑制される可能性がある。

報道によると、トランプ米大統領は14日、米FOXビジネス・ネットワークとのインタビューで「中国には非常に失望した。なすがままに任せるべきではなかった」との見方を伝えたようだ。トランプ大統領は新型コロナウイルスを巡る中国の対応に失望しており、現時点で習近平国家主席との対話は望んでいないとの見方も伝えている。

市場関係者の間では「トランプ大統領が新型コロナウイルスの世界的な大流行の原因は中国の対応がまずかったことにあるとの見方を変えない場合、米国と中国の対立が短期間で解消される見込みはない」との見方が広がっている。また、米国と中国との貿易・通商関係が断絶された場合、「中国からの5000億ドル規模の輸入額がゼロになることよりも大きな影響が米国経済に及ぶ可能性がある」との指摘も出ており、ウイルスの発生源などを巡る米中対立は予断を許さない状況に発展しつつあるようだ。


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