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東エレク、三菱地所、コロプラなど

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<8035> 東エレク 22525 +450
大幅反発。本日は同社など半導体関連株が買い先行となった。台湾TSMCが米アリゾナ州に最先端の半導体工場を建設する計画を固め、2023年末までに米国での半導体生産を開始すると報じられた。通常は100億ドル以上の投資が必要になるとされ、半導体製造装置関連には事業機会の増大が想定された。また、米アプライドが決算発表後に、基調的な需要は堅調とのCEO発言を受けて時間外取引で上昇していることも支援材料。



<8802> 三菱地所 1580.0 -151.5
急落。前日に20年3月期決算を発表、営業利益は2408億円で前期比5.1%増益、2320億円程度であった市場予想を上回った。配当金も31円計画から33円に引き上げ。一方、21年3月期は1850億円で同23.2%減と減益予想。新型コロナウイルスの影響で物件売却や商業施設が落ち込むとみているもよう。保守的な計画とはみられているが、25円への減配計画は想定外であり、ネガティブに捉えられているもよう。



<2229> カルビー 2943 -402
急落。前日に20年3月期決算を発表、営業利益は277億円で前期比2.6%増、ほぼ市場コンセンサス水準での着地に。一方、21年3月期は245億円で同11.4%減益の見通し。市場予想を40億円程度下回る。コロナウイルスによるマイナス影響を35億円程度見ているようだ。土産用商品の売上高が大きく落ち込むとみている。巣ごもり消費増による好影響も期待されていただけに、ネガティブな反応が強まる形へ。



<3668> コロプラ 1076 +150
ストップ高。前日に上半期の決算を発表している。営業利益は74.2億円で前年同期比の4.9億円から急拡大、第1四半期に続き大幅な伸長となっている。「ドラクエウォーク」が引き続きけん引役になったほか、主力タイトルも好調に推移している。外出の自粛により、DAU、プレイ時間、継続率などが伸長傾向にあるもよう。高い業績変化率に関心が向かう展開へ。



<2120> LIFULL 424 +67
急反発。前日に上半期決算を発表、EBITDAは34.5億円で前年同期比50.8%増となった。会社側では4月20日に、通期計画を81.2億円から29.7億円に大幅下方修正したが、上半期で同水準を上回る形になった。先の下方修正数値は保守的過ぎるとの見方にもつながったようだ。また、発行済み株式数の2.24%に当たる300万株を上限とする自社株買いの取得実施発表も、需給面での支援材料とされた。



<6702> 富士通 10420 -45
続落。前日に20年3月期決算を発表、営業益は2115億円で前期比62.4%増、市場コンセンサス並みの水準で着地した。21年3月期はガイダンス非開示。決算数値にサプライズがないなか、増益が続いたサービス事業が1-3月期には伸び悩んでいること、経営方針レビューが見送られたことなどがマイナスに捉えられた。なお、コロナウイルスによる影響では、マイナス要素もあるがプラス要素もあるとされている。



<4503> アステラス薬 1728.0 -69.5
大幅反落。前日に20年3月期決算を発表した。コア営業利益は2778億円で前期比0.3%減、会社計画2640億円は上回った。一方、21年3月期は、コロナウイルスの影響を織り込まず、2520億円で同9.3%減益の見通し。M&Aによる費用増なども重しとなり、ややコンセンサスは下回る水準。決算数値へのインパクトは限定的だが、実質連続減益見通しなどのモメンタムを弱材料視する動きが先行した形に。



<8113> ユニチャーム 4050 +106
続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は303億円で前年同期比50.7%増益、市場予想を50億円強上回っている。新型コロナウイルス感染拡大による同社製品の需要増加、それに伴う工場稼働率の上昇などが大幅増益決算の背景に。通期計画は1000億円、前期比11.4%増を据え置いているが、足元での中国販売回復、原材料価格の下落効果などにより、上振れ期待なども高まっているようだ。



<6640> 第一精工 2395 +199
急反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は2.9億円と黒字転換し、前年同期比8.5億円の損益改善となっている。上半期計画は6億円で同8.8億円の損益改善予想であり、想定以上に収益改善が図れているとの評価になっている。リモートワーク普及で需給がひっ迫しているパソコン向けや5G対応スマホの通信モジュール向けなどにコネクタの売上が好調なようだ。



<3696> セレス 959 +150
ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は5億円で前年同期比2.3倍と大幅に拡大、通期計画10.5億円、前期比19.3%増益に対して、想定以上に好調なスタートと評価されているもよう。巣ごもり消費によってD2C、デジタルコンテンツが好調でアフィリエイトが大幅増収となったほか、ゆめみの収益も黒字転換、フィナンシャル事業の減損一巡なども寄与。通期業績上振れ期待なども先行する展開に。
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