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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、景気対策への期待が高まっている

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【ブラジル】ボベスパ指数 80742.35 -0.56%
19日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比451.94ポイント安(-0.56%)の80742.35で取引を終了した。82174.5から80647.00まで上昇した。

中盤はプラス圏で推移したが、終盤は売りに押された。ブラジル国内における新型コロナウイルスの感染状況が改善されていないことが引き続き警戒された。また、欧米市場の下落も圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。景気対策への期待などが引き続き指数をサポートした。

【ロシア】MICEX指数 2711.72 +0.65%
18日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比17.47ポイント高(+0.65%)の2711.72で取引を終了した。2683.81から2720.06まで上昇した。

中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。景気対策への期待が高まっていることが引き続き支援材料。また、原油価格が安定的に推移していることも資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。国内における新型コロナウイルスの感染状況が改善されていないことや海外市場の下落が足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 30196.17 +0.56%
19日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比167.19ポイント高(+0.56%)の30196.17、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同55.85ポイント高(+0.63%)の8879.10で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。前日の欧米市場の上昇に加え、この日のアジア市場が堅調な値動きを示していたことを受け、インド株も買いが先行。国内では、景気対策の発表が引き続き好感された。国内メディアによると、中小企業が要求した補助額について、政府は94%を受け入れる可能性があるという。また、政府はロックダウン(都市封鎖)期間の従業員給与について、支払いの継続などを企業に指示したとも報じられた。

【中国本土】上海総合指数 2898.58 +0.81%
19日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比23.16ポイント高(+0.81%)の2898.58ポイントと続伸した。終値ベースで約2カ月ぶりの高値水準を回復している。

海外動向の安定が買い安心感を誘う流れ。昨夜の欧米市場で主要株価指数が軒並み上昇したことや、原油や非鉄の市況高が好感された。中国の政策期待も持続する。今週22日には、今年の政策運営や経済成長率などの目標を示す中国の最重要会議、全国人民代表委員会(全人代、国会に相当)が開幕する予定。打ち出される経済対策の思惑も高まった。また、経済活動再開の実態が明らかになったこともプラス。足元の経済データでは、エネルギー供給・消費や発電量の回復傾向が鮮明化している。
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