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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続落、経済活動の停滞は引き続き指数の足かせ

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【ブラジル】ボベスパ指数 85468.91 -0.23%
26日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比194.57ポイント安(-0.23%)の85468.91で取引を終了した。87332.5から85395.7まで下落した。

プラス圏で推移した後は前日の終値近辺でもみ合った。銀行や内需関連の下落が指数の足かせに。景気の急悪化懸念が高まっていることなどが引き続き圧迫材料となったもようだ。一方、指数の下値は限定的。海外市場の上昇が支援材料となったほか、新型コロナウイルスのワクチン開発の加速期待なども好感された。

【ロシア】MICEX指数 2754.04 -0.14%
26日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比3.89ポイント安(-0.14%)の2754.04で取引を終了した。2796.85から2750.51まで下落した。

プラス圏で推移した後は終盤に売りに押された。通貨ルーブル高の進行を受け、資源輸出大手などに売りが集中。一方、海外市場の上昇を受け、ロシア株にも買いが先行した。また、新コロナウイルスのワクチン開発に関する期待の高まりなども支援材料となった。国内では、6月の追加利下げ観測が引き続き好感された。

【インド】SENSEX指数 30609.30 -0.21%
26日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比63.29ポイント安(-0.21%)の30609.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同10.20ポイント安(-0.11%)の9029.05で取引を終えた。

高く寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。インド全土のロックダウン(都市封鎖)期間が5月末延長されることに伴う経済活動の停滞は引き続き指数の足かせ。7-9月期のインド経済について、リセッション(景気後退)に陥ると予測されている。また、税収の大幅減なども財政支出の拡大期待を後退させた。なお、今年4月1日から5月23日までの直接税収額は前年同期比で13%減少したと報告された。

【中国本土】上海総合指数 2846.55 +1.01%
26日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比28.58ポイント高(+1.01%)の2846.55ポイントと続伸した。

中国の政策期待が相場を支える流れ。全国人民代表委員会(全人代、国会に相当)が28日まで開催中とあって、これから明らかにされる具体的な経済政策が注目されている。中国人民銀行(中央銀行)の金融スタンスもプラス材料。人民銀は26日、公開市場操作(オペ)で7日物リバースレポを実施し、総額100億人民元(約1510億円)を市場に供給した。リバースレポの実施は3月31日以来、38営業日ぶりとなる。また人民銀の易綱総裁は26日、銀行貸し出しの新たな指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート」の改革継続などを通じ、実質貸出金利の低下を促していく方針を改めて示した。
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