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日経平均は108円安でスタート、日産自やキヤノンが軟調

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;21807.63;-108.68
TOPIX;1566.67;-10.67

[寄り付き概況]

 29日の日経平均は前日比108.68円安の21807.63円と反落で取引を開始した。28日の米国市場は反落。週次失業保険申請件数の減少傾向を好感し、上昇して寄り付いた。ウイルス被害が大きかったNY市も6月初旬に第1段階の活動再開の可能性に市長が言及したことも好材料となり上げ幅を拡大した。しかし、引けにかけて、トランプ大統領が中国に関する会見を29日に開くと発表すると、米中関係の悪化懸念から下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円安の21915円。円相場は1ドル107円60銭台で推移している。この流れから本日の日経平均は大幅に反落スタートとなった。ただ、その後は下げ渋る動きとなっており、こう着感の強い展開となっている。

 業種別では、鉄鋼、鉱業、海運業、輸送用機器、繊維製品、ゴム製品、非鉄金属、保険業などがマイナスで推移。一方、その他製品、医薬品、食料品、水産・農林業、情報・通信業がプラスで推移している。売買代金上位では、日産自<7201>の下落が目立つほか、キヤノン<7751>、日立<6501>、ファナック<6954>、村田製作所<6981>などがマイナスで推移。一方、第一三共<4568>、任天堂<7974>、ソニー<6758>、ソフトバンクG<9984>などがプラスで推移している。
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