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NY為替:ドル強含み、米中貿易協定の続行を好感

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29日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円09銭から107円90銭まで上昇して107円81銭で引けた。米国の4月卸売在庫速報値や米4月個人所得が予想外にプラスに改善したことを受けたドル買いやフィキシングでのドル買いが優勢となった。警戒されていたトランプ大統領の中国問題に関する会見でも第1段階の米中貿易協定の撤回が回避されたことで安心感が広がり、リスク回避の円買いは後退した。

ユーロ・ドルは、1.1145ドルから1.1081ドルまで下落して1.1105ドルで引けた。ユーロ・円は119円17銭から119円90銭まで上昇。トランプ大統領が発表した対中措置が警戒されたほど厳しいものではなかったため、リスク回避の円買いが後退した。ポンド・ドルは1.2394ドルまで上昇後、1.2292ドルまで下落。英国政府が賃金支援を発表したことが好感された。ドル・スイスは0.9650フランまで上昇後、0.9602フランまで下落した。

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