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NYの視点:米5ISM製造業景況指数、長く遅い回復を示唆

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米供給管理協会(ISM)が発表した5月ISM製造業景況指数は43.1と、2009年4月の景気後退以来の低水準となった4月の41.5から上昇したものの予想43.8を下回った。また、3カ月連続の50割れ、活動縮小となった。経済活動の再開に伴い回復が示唆されたものの、遅く長期化する可能性が懸念される。

重要項目である新規受注は31.8と、4月27.1から上昇。しかし4カ月連続で50割れで活動縮小。金融危機下の2008年12月以来で2番目に低い水準で2年前の水準の半分にも満たない。生産も33.2と、27.5から上昇した。しかし、3カ月連続の50割れで2009年1月以来で2番目に低い水準。輸出は39.5と、4月の35.3から上昇したが3カ月連続で50割り込み、2009年3月以降2番目に低い水準。輸入は41.3と、42.7から低下し、4カ月連続の50割れで、2009年5月来で最低となった。

雇用は32.1で戦後最低となった4月の27.5から上昇。ただ10カ月連続の50割れで活動は縮小、2009年3月以降で2番目に低水準となった。5月の活動再開は6月の指数にプラスに働く見込みだと期待されている。

3カ月にも及ぶウイルスパンデミックによる混乱後、5月は経済活動の再開が開始したため転換する月になると指摘されている。しかし、需要は依然不透明で、在庫などに影響すると見られている。第2四半期の米国国内総生産(GDP)は40%近くのマイナス成長が予想されており、回復には少なくとも2年はかかると見られている。

■米5月ISM製造業景況指数:43.1(予想:43.8、4月:41.5)
新規受注:31.8(4月27.1)
仕入れ価格:40.8(35.3)
生産:33.2(27.5)
受注残:38.2(37.8)
入荷遅延:68.0(76.0)
在庫:50.4(49.7)
顧客在庫46.2(48.8)
雇用:32.1(27.5)
輸出:39.5(35.3)
輸入:41.3(42.7)



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