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米国株見通し:まちまち、暴動への軍投入で治安回復に期待も

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(16時20分現在)

S&P500先物      3,046.62(-7.38)
ナスダック100先物  9,596.88(+1.88)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は上昇、NYダウ先物は70ドル安。NY原油先物(WTI)は上昇基調となり、今晩の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。


6月1日の主要3指数は上昇。ダウは91ドル高の25475ドルで取引を終えた。白人警官による黒人暴行死をきっかけとした暴動が長期化した場合、新型コロナウイルスの打撃からの回復を抑制するとの見方が広がった。また、中国政府は米国産の農産品輸入を制限する方針と伝えられ、米中関係の一段の悪化も警戒された。半面、この日発表されたISM製造業景況指数は前回から改善し、経済の正常化を期待した買いは継続している。


本日は売り買いが交錯する見通し。経済の早期正常化への観測から原油価格が上昇基調を強めており、エネルギー関連が注目される。ただ、首都ワシントンをはじめ40都市以上で夜間外出禁止令が出され、暴動の行方が注視される。そうしたなか、トランプ大統領は暴力抑止のため全土での軍隊の投入に言及し、治安の回復への思惑が広がれば株買いに振れやすい。ただ、米中関係は先行き不透明感が増しており、引き続き買いを抑制する要因となりそうだ。



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