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【インド】トヨタなど日系自動車メーカー:回復の道のり遠く、5月も8割減

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トヨタ自<7203>など日系自動車メーカーはインド市場で苦戦を続いているもようだ。4月(販売台数はほぼゼロ)に続いて5月の販売台数もそろって80%以上の減少となった。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う全土規模のロックダウン(都市封鎖)の実施を受け、4月のインド国内の経済活動がほぼ停止していた背景があった。5月の中旬から条件付きで工場の生産再開や一部のサービス業の再開は認められたにもかかわらず、5月後半の乗用車市場もほぼ停滞していた。

業界アナリストは、ロックダウンの実施に伴い、州境越えた移動が禁止されており、遠出ができなくなったことが乗用車市場に打撃を与えていると指摘。また、ロックダウンの実施に伴う失業率の増加や世帯の可処分所得の急減などを受け、自動車など耐久消費財の購入余力が不足していると強調した。

一方、国内外における経済活動の一段再開を受け、インド経済も徐々に回復すると予測されている。乗用車市場は7月以降から徐々に回復するとの見方は優勢になっている。

なお、ロックダウンの実施に伴う景気の急悪化を受け、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスなど機関投資家は相次いでインドの成長予想を下方修正しているほか、国債の格付けも引き下げている。


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