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買い一巡後は売り買い交錯も底堅い相場展開に【クロージング】

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3日の日経平均は続伸。288.15円高の22613.76円(出来高概算15億5000万株)で取引を終えた。米国市場の上昇の流れに加えて、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>が2日発表した「ユニクロ」の5月既存店売上高は3カ月連続のマイナスながらも、4月より減少幅が縮小しているほか、客単価が4カ月連続のプラスとなったことが好材料視され、指数のけん引役になった。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から300円を超える上昇で始まった日経平均は、寄り付き直後には22818.87円まで上げ幅を拡大させた。しかし、その後は利益確定の流れも強まり、こう着感の強い展開。後場寄り付き直後に22700円を回復するも、大引け間際には22500円を割り込む場面もみられている。ただし、大引けにかけては買い戻しの流れもあり、寄り付き水準で引けている。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは輸送用機器、非鉄金属、ゴム製品、ガラス土石、空運、鉱業が2%を超える上昇。半面、電力ガス、食料品、パルプ紙、証券、情報通信が冴えない。指数インパクトの大きい銘柄では、ファーストリテ、中外薬<4519>、バンナムHD<7832>が堅調。一方で、ソフトバンクG<9984>が冴えない。

日経平均は朝方に22800円に乗せた後はこう着感の強い相場展開だった。ただし、前引けにかけて22600円を割り込むも、後場寄り付き直後には22700円を回復。大引け間際には22500円を割り込むものの、引けにかけて切り返すなど、底堅さが意識されている。急ピッチの上昇に対する過熱警戒感から売り買いが交錯しやすいところではあろうが、断続的なインデックス買いが流入しているほか、海外勢の需給変化も観測される中、引き続き底堅い相場展開が見込まれる。

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