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東京金概況:下落、株高が上値を抑制

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TOCOM金 21年4月限・日中取引終値:6009円(前日日中取引終値↓5円)

・推移レンジ:高値6038円-安値6002円

3日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年3月限)は下落した。東京株式市場で日経平均が高いところで20800を超えるなど、株価が上昇し、東京金先物の上値抑制要因となった。一方、外為市場で朝方1ドル=108円80銭台まで円安が進み、その後の円相場の円高も限定的だったことから、金先物の下支えとなった。これほどの株価上昇にもかかわらず、本日も最高値近辺にある東京金先物価格は大きく下げることはなかった。米国の抗議デモや米中対立の激化に加え、東京では新型コロナウイルスの感染再拡大の気配もあり、警戒材料は多い。これらのリスク要因は今日も株式市場では材料視されることはなかったが、東京金先物市場では今日もこれらが価格下支え要因となったようだ。

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