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今日の為替市場ポイント:米国経済の早期回復期待で円買い抑制も

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3日のドル・円は、東京市場では108円85銭から108円42銭まで下落。欧米市場でドルは108円48銭から108円98銭まで上昇し、108円91銭で取引終了。

本日4日のドル・円は、主に108円台後半で推移か。米国経済の早期回復への期待が広がっていることから、リスク回避的な円買いは引き続き抑制されるとみられる。

3日のニューヨーク市場では、5月ADP雇用統計の大幅な改善を好感してリスク選好的な取引が活発となった。5月の民間部門雇用数は前月比-276万人と3カ月連続で大幅な減少を記録したが、減少幅は市場予想の900万人程度を大幅に下回った。市場関係者の間では「米国の雇用情勢は最悪期を脱した」との見方が広がっている。ただ、市場予想と結果の数値は大幅に異なっていることから、米労働省が5日に発表する5月雇用統計の数値を確認する必要がある。

それでも米国の雇用情勢は5月より改善に転じた可能性は高いとみられており、6月以降はその傾向がより鮮明になるとみられている。新型コロナウイルスの感染流行が終息する時期は予測困難であるものの、感染被害に対する一般社会の警戒感は低下しつつあり、6月以降における消費者信頼感の改善や個人消費の持ち直しも予想されている。


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