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米国株見通し:下げ渋りか、売り先行も経済指標を注視

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(16時20分現在)

S&P500先物      3,108.88(-8.87)
ナスダック100先物  9,671.38(-13.37)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は65ドル安。NY原油先物(WTI)も弱含み、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。


3日の主要3指数は続伸。ダウは3カ月ぶりに26000ドル台を回復したほか、ナスダックは史上最高値が視野に入ってきた。主要都市でのロックダウンの段階的解除を背景に、この日発表されたADP雇用統計は民間部門の雇用者数が前回から予想外に改善。また、ISM非製造業景況観指数は経済活動の拡大・縮小の節目である50は下回ったが、前回から持ち直した。原油価格は失速したものの、ハイテクなどの買いが目立った。


今晩は売り先行の見通しだが、経済指標が堅調なら反転の可能性があろう。明日の雇用統計で失業率は20%近くに上昇すると予想されるなか、前日のADP統計に続き本日の新規失業保険申請件数が前回から改善すれば、雇用情勢悪化への過度な懸念は後退し株買いを誘発しよう。ただ、香港統治をめぐる米中対立の激化への警戒感が続くほか、トランプ政権内の軍投入に関する意見の食い違いは一段の買いを抑制しそうだ。



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