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9日の香港市場概況:ハンセン1.1%高で7日続伸、消費セクターに買い

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9日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比280.45ポイント(1.13%)高の25057.22ポイントと7日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が112.25ポイント(1.12%)高の10121.13ポイントと反発した。ハンセン指数は3月11日以来、約3カ月ぶりの高値水準を回復。売買代金は1242億5200万香港ドルとなっている(8日は1292億9300万香港ドル)。

米株高を好感した買いが先行する流れ。昨夜の米株市場では、米経済の早期正常化が期待されるなか、ナスダック指数は約3カ月半ぶりに過去最高値を更新した。香港市場でも投資家のリスク選好が強まっている。中国経済の回復は順調に進行中——との見方も広がる状況。業界団体が発表した油圧ショベルの月次統計では、5月の販売増加率が4月を上回った。また、同月の乗用車小売台数は、小幅ながら11カ月ぶりにプラス成長を回復している。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港中心地に商業施設を保有する九龍倉置業地産投資(1997/HK)が5.7%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が5.5%高、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が4.5%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が3.9%高と上げが目立った。中国蒙牛乳業は9日、今年6月中間期の純利益が前年同期比で45~60%減少するとの見通しを発表。これに対しシティグループのアナリストは、純利益は予想以上だとし、売上高はプラス成長を確保するとポジティブ評価した。

セクター別では、食品飲料が高い。上記した中国蒙牛乳業のほか、万洲国際(WHグループ:288/HK)が3.6%、統一企業中国HD(ユニプレジデント・チャイナ:220/HK)が2.4%、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が2.0%、中国旺旺HD(151/HK)が1.7%ずつ上昇した。

レアアースや非鉄関連の銘柄も物色される。ニッケル大手の新疆新キン鉱業(3833/HK)が10.3%高、リチウム製品製造の江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が7.0%高、エネルギー・資源会社の中信資源HD(CITICリソーシズ・ホールディングス:1205/HK)が6.0%高、銅生産で中国最大手の江西銅業(358/HK)が2.8%高、アルミニウム中国最大手の中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が1.3%高で引けた。昨夜のロンドン金属取引所(LME)では、アルミニウムや銅、ニッケルなど主要産品が軒並み上昇している。

中国不動産セクターもしっかり。中国恒大集団(3333/HK)が3.7%高、広州富力地産(2777/HK)が3.4%高、融創中国HD(1918/HK)が2.7%高、中国海外発展(688/HK)が2.0%高と値を上げた。

一方、本土市場は3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.62%高の2956.11ポイントで取引を終えた。医薬品株が高い。消費関連株、証券株、自動車株、ハイテク株、レジャー関連株なども買われた。

亜州リサーチ(株)



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