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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小幅続落、後半はプラス圏を回復する場面も

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【ブラジル】ボベスパ指数 94685.98 -2.13%
10日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2060.57ポイント安(-2.13%)の94685.98で取引を終了した。97645.9から94664.8まで下落した。

海外先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが継続。また、国内における新型コロナウイルスの感染状況が改善されていないことも引き続き懸念材料となった。ほかに、海外市場の下落などもブラジル株の売り圧力を高めた。

【ロシア】MICEX指数 2785.18 -0.38%
10日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比10.72ポイント安(-0.38%)の2785.18で取引を終了した。2803.35から2768.30まで下落した。

後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その勢いは続かなかった。ブレント原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となった。また、最近の上昇で足元では高値警戒感も強い。一方、指数の下値は限定的。国内における経済活動の再開が引き続き好感されたほか、ロシア経済が数四半期で回復するとのロシア中央銀行の見方もサポート材料となった。
【インド】SENSEX指数 34247.05 +0.86%
10日のインドSENSEX指数は反発。前日比290.36ポイント高(+0.86%)の34247.05、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同69.50ポイント高(+0.69%)の10116.15で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。ロックダウン(都市封鎖)の解除に伴う経済活動の段階的な再開を受け、経済の正常化期待が高まった。また、追加の景気対策への期待も引き続き支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 2943.75 -0.42%
10日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.36ポイント安(-0.42%)の2943.75ポイントと4日ぶりに反落した。

中国指標の下振れが重し。朝方公表された5月の物価統計では、企業活動の目安となる生産者物価指数(PPI)が予想(-3.3%)を超える-3.7%を記録した。消費者物価指数(CPI)の上昇率(+2.4%)も予想(+2.7%)を下回っている。景気先行き不安が改めて意識された格好だ。また、上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足元では連日で約3カ月ぶりの高値水準を切り上げていたこともあり、戻り待ちの売り圧力も強まっている。

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