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ウイルス感染拡大で米大統領選挙は波乱の展開も

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 17日の米国株式市場では、ナスダック総合指数は上昇したものの、S&P総合500種とNYダウはさえない動きを見せた。新型コロナウイルスの新規感染者の増加や、トランプ大統領の再選確率は低下しているとの思惑が広がっており、リスク選好的な取引は縮小した。一部報道によると、米国における6州で新型コロナウイルスの新規感染者が増加しており、オクラホマ州での感染者数は過去最多となったもよう。市場関係者の間からは「大統領選がまもなく本番を迎えるが、ウイルス感染者の増加はトラン大統領の再選確率を低下させる要因となる」との声が聞かれている。

 民主党の大統領候補になることが確実視されているバイデン氏は17日、「トランプ大統領が新型コロナウイルスに屈し、米経済の回復を妨げかねない感染第二波への備えを怠っている」と指摘した。トランプ大統領は経済支援策を強化するとみられているが、ウイルス感染拡大を阻止することに注力していないとの見方も出ており、今後の対応が注目される。
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