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19日の中国本土市場概況:上海総合1.0%高で4日続伸、証券セクター急伸

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19日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比28.32ポイント(0.96%)高の2967.63ポイントと4日続伸している(上海A株指数は0.96%高の3110.56ポイント)。3月11日以来、約3カ月ぶりの高値水準を回復した。

中国の経済政策に期待感が先行する流れ。中国人民銀行(中央銀行)の易総裁は18日、上海市で開かれた経済フォーラムで、「今年は経済全体のファイナンスが2割程度増える」とスピーチし、金融緩和の強化を示唆している。また、「中国は米農産品の購入を強化する方針」と関係者の話として一部メディアが報じたことも、米中関係改善につながると歓迎された。新型コロナウイルス感染拡大「第2波」を警戒し朝方は売られたものの、程なくプラスに転じ、指数は大引けにかけて上げ幅を拡大している。

業種別では、証券の上げが目立つ。中信建投証券(601066/SH)がストップ高、中国光大証券(601788/SH)が9.2%高で引けた。英FTSEは19日引け後、中国株の指数組み入れ比率を引き上げる。資金流入が加速し、市場が活性化すると期待された。消費関連株も急伸。「夜間経済(ナイトエコノミー)」の活性化で注目されるスーパーマーケットチェーンの上海百聯集団(600827/SH)は連日でストップ高し、約3年3カ月ぶりの高値水準に達した。このほか医薬品株、自動車株、ハイテク株、インフラ関連株、海運株、不動産株、銀行・保険株なども買われている。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が2.79ポイント(1.33%)高の213.58ポイント、深センB株指数が5.46ポイント(0.63%)高の867.87ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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