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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小幅続伸、原油価格の上昇が資源銘柄の物色手掛かり

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【ブラジル】ボベスパ指数 95335.96 -1.28%
22日のブラジル株式市場は5日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1236.14ポイント安(-1.28%)の95335.96で取引を終了した。96870.4から94868.8まで下落した。

小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けにかけて下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、国内における新型コロナウイルス感染者数の急増もブラジル株の売り圧力を強めた。一方、利下げの実施が引き続き指数をサポートした。

【ロシア】MICEX指数 2763.29 +0.17%
22日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比4.62ポイント高(+0.17%)の2763.29で取引を終了した。2726.65から2763.29まで上昇した。

不安定な展開が続いた後は終盤にプラス圏に回復した。原油価格の上昇が資源銘柄の物色手掛かり。また、利下げの実施も引き続き好感された。一方、指数の上値は重い。最近の上昇で高値警戒感が強まったほか、国内における新型コロナウイルスの感染状況が改善されていないことも足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 34911.32 +0.52%
22日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比179.59ポイント高(+0.52%)の34911.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同66.80ポイント高(+0.65%)の10311.20で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。また、政府による流動性の供給観測が株式市場などへの資金流入期待を高めた。

【中国本土】上海指数総合 2965.27 -0.08%
週明け22日の上海指数総合は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比2.36ポイント安(-0.08%)の2965.27ポイントと5日ぶりに反落している。

米中関係悪化の警戒感がくすぶる流れ。中国国営メディアは21日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会が28~30日の日程で開かれると報道した。「香港特別行政区設立記念日に当たる7月1日を前に、『香港国家安全法案』が成立する」との見方が浮上している。通商問題を巡る不安はやや薄らいでいるものの、政治的対立の懸念は根強いままだ。経済回復の遅れも不安視される。米ペプシコが北京市に構える食品工場では、21日までに新型コロナウイルス感染が8人確認され、生産を一時停止した。北京市では21日、新規感染者が前日から縮小したものの、警戒感が漂っている。
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