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国内外の注目経済指標:6月米雇用統計はさらなる改善も

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6月29日−7月3日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■30日(火)午後11時発表予定
○(米)6月CB消費者信頼感指数-予想は90.0
参考となる5月実績は86.6に改善した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響は短期間で消えないとの見方が増えている雇用情勢は改善しつつあるが、すみやかな景気回復への期待はやや低下しており、5月実績をやや上回る水準にとどまる見込み。

■7月1日(水)午前8時50分発表予定
○(日)日銀短観4-6月期調査-予想は大企業製造業DIは、-31
前回実績は-8だったが、新型コロナウイルスの感染拡大前の調査結果を反映した数字だった。今回の日銀短観はウイルス感染拡大の影響を最も強く受けた時期の調査結果が反映される。大半の企業は景況感の悪化を認めており、DIのマイナスは大幅に拡大する見込み。

■7月1日(水)午後11時発表予定
○(米)6月ISM製造業景況指数-予想は49.0
参考となる5月実績は43.1。また、先行指標となる6月マークイット製造業PMIは49.6で5月実績の39.8を大幅に上回った。ニューヨーク、フィラデルフィアの連銀が調査した6月の製造業景況感は大幅に改善していることから、6月のISM製造業景況指数は5月実績を大幅に上回り、49近辺となる可能性がある。

■7月2日(木)午後9時30分発表予定
○(米)6月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は、前月比+300万人、失業率は12.3%
参考となる5月実績は、非農業部門雇用者数は前月比250.9万人、失業率は13.3%だった。6月については、中小企業向け融資の「給与保証プログラム(PPP)」などの政府の支援策が考慮されることから、雇用者数の増加は5月実績を上回る可能性がある。失業率については5月実績を下回る見込みだが、10%超の状態がしばらく続く可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・6月29日(月):(独)6月消費者物価指数
・6月30日(火):(日)5月失業率、(日)5月鉱工業生産総合PMI、(中)6月製造業PMI、(英)1-3月期国内総生産改定値、(欧)6月消費者物価コア指数、(米)6月シカゴ購買部協会景気指数
・7月1日(水):(中)6月財新製造業PMI、(独)6月失業率、(米)6月ADP雇用統計
・7月2日(木):(欧)5月生産者物価指数、(米)5月貿易収支
・7月3日(金):(中)6月財新サービス業PMI


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